深い紫色の花が特徴的なノボタン コートダジュールは、
公園や庭園、そして鉢植えとしても楽しむことができる人気の園芸品種です。
シコンノボタン属に属しており、特に花付きが良いことで知られています。
花の直径は5~8センチほどと大きく、開花時期は11月から翌年の5月までと非常に長い期間楽しめます。秋から初夏にかけて庭を彩るこの美しい花、ぜひご自宅でも育ててみてください。
日当たりを確保することが大事です
ノボタン コートダジュールは、日当たりの良い場所を好みます。日照不足だと花つきが悪くなったり、蕾が落ちてしまうこともあるため、栽培する場所には十分に注意しましょう。特に酸性土壌を好むため、鉢植えの場合は鹿沼土や酸性培養土を使用することをおすすめします。
水やりと肥料の与え方
水やりのポイント
コート・ダジュールは特に夏から秋にかけて水をたっぷり必要とします。毎日朝のうちに、鉢底から水がしみ出すくらいしっかりと与えることが大切です。乾燥させないように注意しましょう。
肥料の与え方
5月から9月にかけて、緩効性化成肥料を月に1回、液体肥料を月に3回ほど与えると、健康に育ちます。特に開花時期にしっかりと肥料を与えることで、より多くの美しい花を楽しむことができます。
冬越しと剪定の方法
冬越しについて
コート・ダジュールは比較的寒さに強いですが、暖地以外では冬場は室内に取り込んで管理する方が安心です。気温が5℃~7℃以上あれば、冬越しは可能です。
剪定の方法
開花後に樹高が高くなりすぎるのを防ぐため、2~3節程度切り戻す剪定を行うことで、二番花も楽しむことができます。剪定は、花の美しさを長く楽しむための重要な作業です。
植え替えと増やし方
植え替えのタイミング
成長が早いノボタン コートダジュールは、毎年植え替えを行うのが望ましいです。4月から6月が適期で、鉢増しも積極的に行うことで植物の健やかな成長を促します。
増やし方:挿し木
挿し木で簡単に増やすことができるのもこの品種の魅力の一つです。5月から6月にかけて、枝を10cmほど切り取り、赤玉土に挿して管理すると、新しい苗を育てることができます。
病害虫対策
病害虫に強いが注意は必要
ノボタン コートダジュールは基本的に病害虫に強い植物ですが、乾燥するとカイガラムシやハダニが発生することがあります。特に葉の裏側を定期的にチェックし、早めに駆除することが健康な生育のために大切です。
今回は、深い紫色の花が特徴的なノボタン コートダジュールの育て方についてご紹介しました。長期間にわたり楽しめるこの美しい花を、ぜひご自宅でも育ててみてください。適切な管理を行えば、毎年たくさんの花を咲かせてくれるでしょう。
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